クラシオニュース

つながる湾ニュース

2/3(火)-2/14(日)陸前高田アーティスト・イン・レジデンスプログラム2013-2015展覧会

塩竈市杉村惇美術館よりご案内です。

3年目を迎える陸前高田におけるアーティスト・イン・レジデンスプログラム(陸前高田AIR)の報告展を塩竈市杉村惇美術館・市民ギャラリーにて展示します。

陸前高田におけるアーティスト・イン・レジデンスプログラム(陸前高田AIR)は、2013年初冬よりスタートし、今年で3年目を迎えました。本プログラムは海外から日本へ、そして東北へ思いを寄せるアーティストが地域に滞在し、人々の生活に寄り添いながら、大切な記憶を拾い上げ、記録し、伝えることを目的とした活動です。これまで海外からの滞在アーティストによるリサーチ、制作、交流を中心に、東北各地でアートを軸とした活動を行なう個人や団体をつなぎ、各地での現状を共有し、今後の運営について考える「陸前高田ミーティング」等のプログラムを実施して参りました。

震災からすでに5年が経過し、人間の尊厳の基盤であり、また、生きる喜びの源となる、なりわい、生活、そして文化といった領域における復興と新たな創造がますます求められるようになっていると感じています。
この度の展覧会では、本AIRプログラムの3年の節目に合わせ、陸前高田を訪れた計7名の海外のアーティストの活動と、2名の陸前高田に縁のある日本のアーティストの作品を紹介いたします。映像や音楽、写真、そして伝統と現在をつなぐ踊りを媒介としながら、物理的には失われた、あるいは目に見えない人々の思いや物事を訪ね歩き、視覚あるいは身体での表現を試み、小さな記憶を残していく活動は、非常にささやかではありますが、3年間の蓄積となってある姿となって見え始めてきました。今を生きる人々の姿と、それぞれの未来を見つめる機会となれば幸いです。

日時 2016年2月3日(水)〜2月14日(日)
   午前10時〜午後5時 月曜休館 

観覧無料

場所 塩竈市杉村惇美術館 市民ギャラリー1・2
   塩竈市本町8番1号

イベント
■トークセッション「生きること―記録と記憶のあいだ」
日沼禎子(女子美術大学准教授、陸前高田AIRプログラムディレクター)×甲斐賢治(せんだいメディアテーク企画・活動支援室長)

日時 2月11日(木・祝) 14時〜15時30分 
会場 塩竃杉村惇美術館大講堂 
   参加無料

■ショーネッド・ヒューズ 踊りのワークショップ
過去3年間に渡り、陸前高田AIRに参加しているダンサー・振付家である、ショーネッド・ヒューズによる踊りのワークショップを開催いたします。性別、年齢不問。どなたさまもご参加いただけます。


日時 2月7日(日) 14時〜16時 
会場 塩竈市杉村惇美術館大講堂 
   参加無料

主催:陸前高田アーティスト・イン・レジデンスプログラム2015(なつかしい未来創造株式会社)
助成:平成27年度 文化庁 文化芸術の海外発信拠点形成事業、企業メセナ協議会GBFund(東日本大震災芸術・文化による復興支援ファンド)
協力:女子美術大学アートプロデュース表現領域研究室

問い合わせ先
http://rikuzentakataair.com/

【クラシオ カレンダー】塩竈で開催されるイベントをご紹介します