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つながる湾プロジェクト2014

  • つながる湾
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東日本大震災の津波により甚大な被害を受けた宮城県沿岸部。
沿岸部では震災以前から、地域コミュニティの弱体化や過疎化等の課題を抱えていましたが、震災はそれらの進行を加速させています。

私たちの住むこの地域は、元来、天然の地形による豊富な漁業資源や景観に恵まれており、それらは東北の文化と密接な関わりがあります。

今、沿岸部の各地域は、これらのアイデンティティを活かしながら未来を描いていくための持続的かつ継続的なプログラムを必要としています。

このプロジェクトでは、地域の海の文化を再発見し、味わい、共有し、表現しています。そこから現代で当たり前になっている「陸の視点」とは異なった見方で、地域や人・時間のつながりを捉え直し、新しい連携を生み出し、地域力を高めています。

古来続く海辺の営みとそれに伴って育まれてきた地域文化を学び続け、誇りを持ち、内外へ向けて発信していくプラットフォームが継続的に築かれることを目指します。

海のそばで生き、海に育まれてきた

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つながる湾プロジェクトは、2013年5月、地域や人の交流を生むことを目的に航海する自走船TANeFUNeが浦戸諸島へやってきたことをきっかけに始まりました。松島湾に面する地域や浦戸諸島の文化を、海からの視点で再発見しようと、地元の若者や美術家らが中心となって始めたプロジェクトです。

昨年は、TANeFUNe船長・喜多直人さんが冷茶を振る舞いながら島の話や宝を集めるTANeFUNeカフェを開いたり、菜の花カラーに染色した漁網を空に掲げ、網越しに土地の風景を見直す「そらあみ」プロジェクトを実施しました。

今年は、「消えゆく日常から、物語を引き出し、未来へ残す」ため、チームwanが様々なプログラムを企画しています。また、「そらあみ」プロジェクトの五十嵐靖晃さんや横浜や石巻等の地域で家庭の味を記録してきたアーティスト・増田拓史さんが、浦戸の島民のみなさんが日常的に食べている「家庭料理」にスポットをあて、「家庭料理」を通して、今現在の浦戸の人々の姿や地域の特徴、懐かしい記憶を未来へ残し、伝えていくプロジェクトを行います。

繋がる湾2013
  • 主催:ビルドフル—ガス+一般社団法人チガノウラカゼコミュニティ、えずこ芸術のまち創造実行委員会、東京都、東京文化発信プロジェクト室(公益財団法人東京都歴史文化財団)
  • 共催:塩竈市
  • 運営:つながる湾プロジェクト運営委員会