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7000年前の縄文人から現在の私たちまで、脈々と人が暮らし続ける松島湾。
私たちは、この土地にひそむ「湾の記憶」を見つける旅をしています。
伊達政宗が湾に昇る月を眺めた松島。
仙台藩の海防拠点として、また千石船の港として栄えた浦戸諸島。
浦戸に生まれて日本で初めて世界一周してしまった船乗りの物語。
時折島々を襲う津波によって変化する島民の暮らしと、変わらぬ海辺の時間軸。
儚い日常の中に見え隠れする人々の軌跡。
昔も今も、ここに暮らす人たちを包む湾の恵み。
今年の終わりに、これまでに集めた記憶のカケラで小さな展覧会を開くことにしました。
漁網を編んだり、スゴロクをしたり、
海の文化を語り合ったりしながら、
湾の記憶をたどる穏やかな一日を、ぜひご一緒に過ごしましょう。
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日時 2014年12月21日(日)11:00~17:00
場所 塩竈市公民館本町分室大講堂(宮城県塩竈市本町8-1)
入場無料
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○湾の記憶をたどる旅 [体験型]
湾には、むかしの面影を遺す宝物がたくさんあります。
スゴロクを楽しみながら、湾の記憶を一つ一つたどり、
昔の湾の営みに想いを馳せてみませんか?(自由参加/随時開催)
○チーム wan 勉強会 [レポート] [トーク]
知れば知るほど、この地域には湾の魅力的な文化が潜んでいます。
古代の製塩、日本の白菜誕生秘話など、地域の先輩から愉しく学んできました。
今回はその内容の一部を展示と特別講演でお伝えします。
(特別講演)※参加無料
「松島湾沿岸の貝塚と塩づくり」11:30~12:00
講師:奥松島縄文村館長 菅原弘樹氏
○同居湾 [写真展] [トーク]
写真家・喜多直人が島の日常を記録した写真展『同居湾〜2013浦戸諸島〜』。
島の記憶を会場に運び、みなさんで移りゆく浦戸の風景を体感してもらえればと思います。
(写真展随時/高速スライドショー&トーク 13:30〜)
○語り継ぎのためのワークショップ [体験型]
「ロシア皇帝・アレクサンドル一世が身につけていた勲章をつくろう!」
コラージュ作家wool, cube, wool! と一緒に、
220年前の漂流民たちが出会ったロシア皇帝の勲章をつくります。
当時の人びとには新奇に映ったであろう皇帝の装いを想像し、
先人と私たちの感覚を結びます。(自由参加/随時開催)
○そらあみ
そらあみは参加者とともに漁網を編む五十嵐靖晃によるアートプロジェクトです。
松島でひと夏をかけて参加者と共に編み上げ、空に掲げました。
語らいながらもう一度《そらあみ》を編みます。(自由参加/随時開催)
○クロストーク [トーク]
「記憶をつなぐこと」 15:00〜16:00
佐藤綾(松島町観光交流課)
五十嵐靖晃(アーティスト)
津川登昭(つながる湾プロジェクト)
進行:谷津智里(Circuit)
主催 ビルド・フルーガス + 一般社団法人チガノウラカゼコミュニティ、えずこ芸術のまち創造実行委員会、東京都、東京文化発信プロジェクト室(公益財団法人東京都歴史文化財団)
共催 塩竈市
運営 つながる湾プロジェクト運営委員会
※本事業はArt Support Tohoku-Tokyo(東京都による芸術文化を活用した被災地支援事業)です。