塩竈市杉村惇美術館からのお知らせです。

塩竈市杉村惇美術館開館記念特別展　
　杉村惇の世界～静謐な黒の世界～

塩竈市に新しい美術館が誕生します。「静物学者」と敬愛された、
洋画家杉村惇氏の世界に直に触れることができます。
杉村氏は、塩竈ゆかりの作家です。戦後塩竈に居を構え、市場に
水揚げされた鮮魚や風情のある港町の風景に魅せられ、数多くの作品を残しています。
開館を記念して、静物画を始め、第一回の東北美術展（河北美術展）で河北賞を受賞した「婦人像」
などもご覧いただけます。
静謐で重厚な杉村氏の世界の魅力をご堪能ください。

とき　　平成26年11月23日（祝・日）～平成27年1月25日（日）　

・記念講演会
　宮城県美術館館長　有川幾夫氏
　平成26年12月7日（日）14時～
　テーマ「洋画家杉村惇の世界」（入場無料）

・ギャラリートーク　
　名誉館長　杉村豊
　平成26年11月23日（祝・日）、24日（月）両日共①11時～　②14時～

　・造形ワークショップ「立体で絵画をつくろう」
　講師　彫刻家・佐野美里
　平成26年11月30日（日）13時～15時
　参加費500円（材料費）

・絵画ワークショップ「モノのきおくを描こう」
　講師　画家・朝倉弘平
　平成27年1月11日（日）13時～15時
　参加費500円（材料費）

■杉村惇　略歴
明治40年（1907）　9月7日東京市牛込区（現文京区）に生まれる
昭和 2年（1927）　東京美術学校（現　東京芸術大学）西洋画科入学
昭和 5年（1930）　帝展初入選
昭和 7年（1932）　東京美術学校（岡田三郎助教室）卒業
昭和 8年（1933）　第1回東北美術展【婦人像】他入選・河北賞
昭和16年（1941）　仙台三越にて個展
昭和18年（1943）　文展無鑑査
昭和20年（1945）　東京（豊島区千早町）にて戦災、仙台に疎開
昭和21年（1946）　塩竈に移り住む。魚や風景を精力的に描く。
昭和22年（1947）　第1回塩竈市美術展（塩釜商工会議所）審査委員。
昭和24年（1949）　塩竈市文化推奨、日展岡田賞
昭和28年（1953）　光風会会員最高賞の光風相互賞
昭和36年（1961）　日展菊華賞、塩竈市文化功労者　河北美術展顧問
昭和38年（1963）　日展審査員。昭和45年、52年と審査員
昭和39年（1964）　日展会員、県民会館外壁レリーフ制作。東北大学教授
昭和40年（1965）　仙台市青葉区八幡六丁目に転居
昭和42年（1968）　宮城教育大学教授、42年名誉教授
昭和49年（1974）　宮城県教育文化功労者
昭和53年（1978）　日展評議員　光風会退会　日洋会の運営に参加
昭和58年（1983）　日展文部大臣賞。宮城県美術館特別展
昭和59年（1984）　日展参与、河北文化賞
昭和60年（1985）　地域文化功労文部大臣表彰
昭和62年（1987）　仙台市青葉区（旧宮城町）国見ケ丘転居
昭和63年（1988）　宮城県美術館企画回顧展、画集刊行
平成元年（1989）　仙台市特別市政功労者
平成2年 （1990）　紺綬褒賞
平成3年 （1991）　河北美術展審査員
平成6年 (1994)　米寿記念「黒への収束」（河北新報社）刊行
平成8年 （1996）　日洋会名誉会員、仙台市名誉市民、河北美術展名誉顧問
平成11年（1999）　県美術館　特集杉村惇展
平成13年（2001）　8月13日永眠。満93歳
　　　　　　　　　12月塩竈と杉村惇作品展（塩竈一ノ蔵ギャラリー）
　　　　　　　　　杉村家から油彩等作品が塩竈に寄贈。
平成14年（2002）　受贈作品展　杉村惇の世界（ふれあいエスプ塩竈）
平成16年（2004）　杉村惇とデッサン展 （ふれあいエスプ塩竈）
平成19年（2007）　仙台市名誉市民杉村惇生誕100年記念作品展
　　　　　　　　　杉村惇・生誕百年記念展（ふれあいエスプ塩竈）
平成20年（2008）　杉村淳アトリエ再現（旧亀井邸）
平成23年（2011）　没後10年　杉村惇展
平成26年（2014）　11月、塩竈市杉村惇美術館開館
　　

観覧料（特別企画展＋常設展セット）
　一般500円、大学生・高校生400円、中学生以下無料/団体（20人以上）一般400円、大学生・高校生320円、中学生以下無料

開館時間　午前10時～午後5時（入館受付は午後4時30分まで）
休館日　　月曜日（但し11月24日、28日は閉館）、12月28日～1月4日は冬期休館

アクセスマップ
電車にて　JR仙石線本塩釜駅前から徒歩5分
タクシーにて　JR東北本線塩竈駅から約10分

主催　塩竈市杉村惇美術館
お問い合わせ　022‐362‐2555