2013年5月26日、TANeFUNeに導かれて、塩竈・浦戸諸島にやってきた。
船長活動を通して滞在した約4ヶ月間 浦戸諸島の「今」を感じ見聞をしながら撮影し記録した写真がある。
その一年前の「今」を、2014年の「今」の日常風景の中で見てもらい。
変わりゆくものや変わらないものを 目で見て体感して頂きたい。
-喜多直人-

同居湾
つながる湾プロジェクトは、2013年5月、地域や人の交流を生むことを目的に航海する自走船TANeFUNeが浦戸諸島へやってきたことをきっかけに始まりました。
同居湾
松島湾に面する地域や浦戸諸島の文化を、海からの視点で再発見しようと、地元の若者や美術家らが中心となって始めたプロジェクトです。
同居湾
2013年は、TANeFUNe船長・喜多直人が冷茶を振る舞いながら島の話や宝を集めるTANeFUNeカフェを開いたり、菜の花カラーに染色した漁網を空に掲げ、網越しに土地の風景を見直す「そらあみ」プロジェクトを実施しました。
同居湾
あれから約1年が経つ頃ですが、護岸整備が進み日常風景が変化するものの、いまだ生活環境が不安定なままの島民の暮らしがあります。
同居湾
そんな中、「喜多船長が撮った島の写真が観てみてぇ」「なにを撮っだが見せてけろ」と島民からの声が届きました。
同居湾
島民の声に応えるきっかけ、浦戸諸島の現状に目をむけるきっかけとして、2013年6月より約4ヶ月間、喜多直人が塩竈・浦戸諸島に滞在しながら記録した島民の日常や浦戸諸島の写真を、島民に向けて写真展示を行います。
同居湾
また、野外にて展示する島民や島の風景写真は、みえない被災地の特殊な時間軸を通し、1年前に収められた風景や島民の表情、「変わること」と「変わらないもの」を島民と共に見つめるきっかけを生み出したいと考えています。
同居湾

プロフィール
喜多直人(2013年度TANeFUNe船長・記録写真家)
石川県金沢市出身・2014年より宮城県七ヶ浜町在住。写真家。「土地と人間の同居」をテーマに、誰かにとっては日常、誰かにとっては非日常を記録する。
  • 主催:つながる湾プロジェクト運営委員会
  • 後援:塩竈市産業環境部浦戸振興課
  • 協力:浦戸諸島開発総合センター(ブルーセンター)
  • 助成:bgfund